巨樹

大楠

日帰りで静岡県熱海市来宮神社と、三島市三嶋大社にいってきました。
来宮神社の御神木は樹齢二千年以上の大楠があり、文芸学科の授業で「二千年もの間、そこに立っていた巨木にはただならぬものを感じる。いい神社だからぜひ行ってみてください。」と聞いて、「では…」と祖父をさそってでかけることにしました。

来宮神社は観光地、熱海から一駅、住宅街から山に変わるような場所にあって、海から吹く風が鳥居を通って神社の中へ吹き抜けていきます。大きな木がたくさんあってとても気持ちいい。
お参りをすませて本殿を見学。神聖な場に気後れする反面、居心地がよくあちこち観察ができました。
・祈りの場
・道具が多い

大楠は本殿の裏にあります。トトロにでてくるあの木です。御神木だからといって偉そうに立っているのではなく、なんか生えているのです。幹は地面と同化した岩のようなのに、枝からは若い葉が生い茂っていて…存在に迫力と強い生命力を感じました。
・迫力、インパクト、存在感
・生命力

とりあえずその巨木を目の当たりにして、幹をさわったり、ぐるぐるまわったり、見上げてボーっとしたりしました。「生命力を分けてもらいたい」と思いました。
・癒し

来宮神社では境内を包む空気に自然の力が働き、日常と違う大きさ、時間の流れを感じました。
人間とは別物の力に人は特別感を感じる。少なくとも来宮神社に祭られた神様云々以前にそのようなものを感じました。